夏に読みたいホラー小説5選<ゴシック編>

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こんにちは、akaruです。

今回は夏に読みたいホラー小説<ゴシック編>を5作品ご紹介します。

国内編は

スーザン・ヒル『黒衣の女 ある亡霊の物語』

弁護士である主人公は、亡くなった老婦人の遺産整理のため、湿地帯に立つ無人の館を訪れる。

葬儀中、真っ黒の喪服を着た女性をみかけるが、村の他の人たちは何も語ろうとしない…

じわりじわりと忍び寄る恐怖を味わえます。

冒頭の書き方からして結末は予想できるけれど、そのシーンを想像するとやっぱり怖いし、悲しくなります。

シャーリイ・ジャクスン『丘の屋敷』

幽霊屋敷と恐れられる<丘の屋敷>。

心霊学者モンタギュー博士は3人の協力者とともに調査に乗り出し、怪異を体験する。

怪異も不気味だけれど、少しずつ壊れていく心理描写にぞわぞわします。

ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』

※こちらの作品は、Kindle Unlimitedで読むことができます。(2024年1月現在)

両親を亡くした兄妹の家庭教師として、田舎のお屋敷に赴任する若い女性。亡霊から子供たちを守ろうとするが、やがて子供たちとの心理戦へと変わっていく。

物語は家庭教師の視点で進み、本当は何が起こっているのか知ることができない。若干ヒステリックな彼女の心理描写も秀逸です。

ダフネ・デュ・モーリア『レベッカ』

妻を亡くした貴族の後妻に迎えられた主人公。

しかし、マンダレーの屋敷では未だ才色兼備だった先妻の存在感が色濃く残っていて、次第に追い詰められていきます。

冒頭へと続くラストは、多くを語らないだけに不穏な余韻が残ります。

メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』

※こちらの作品は、Kindle Unlimitedで読むことができます。(2024年1月現在)

生命の創造に成功した若き科学者ヴィクターと、彼に創り出された「怪物」。

穏やかで知性のあった「怪物」は、醜悪で恐ろしい外見のせいで人間から迫害され、やがて「怪物」も人間に仇をなすようになる。

「怪物」とはどちらなのか?考えさせられます。

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