【あらすじと感想】『吸血鬼ドラキュラ』ブラム・ストーカー

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こんにちは、akaruです。

2023年9月8日に公開された『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』。

原作は『吸血鬼ドラキュラ』で、映画化されたのは第7章にある「デメテル号船長の航海日誌」です。

本記事ではブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』をご紹介します。

『吸血鬼ドラキュラ』作品概要

  • 著者:ブラム・ストーカー
  • 発行:1897年
  • ジャンル:ゴシック小説

『吸血鬼ドラキュラ』登場人物

  • ジョナサン・ハーカー…ロンドンの弁理士。
  • ミナ・ハーカー…ジョナサンの妻。旧姓マリー。
  • ルーシー・ウェステンラ…ミナの友人。
  • アーサー・ホルムウッド(ゴダルミング卿)…ルーシーの婚約者。
  • キンシー・モリス…テキサス州の大地主。
  • ジャック・セワード…精神病院長。
  • ヴァン・ヘルシング…アムステルダム大学名誉教授。
  • ドラキュラ伯爵…ドラキュラ城の城主。

『吸血鬼ドラキュラ』あらすじ

ジョナサン

イギリスの弁理士であるジョナサン・ハーカーは、トランシルヴァニアのカルパチア山脈にあるドラキュラ城に向かう。

城主であるドラキュラ伯爵がロンドンに土地を購入する予定で、事務手続きのために呼ばれたのだった。

ドラキュラ城に到着するまでの間、ジョナサンは不可解なことを体験する。

ビストリッツから発つ際、宿屋のおかみさんが心配そうに十字架をかけてくれたり、住人たちがいっせいに自分に向けて十字を切る。

城に着くと、ドラキュラ伯爵はジョナサンを丁寧に出迎える。

最初は貴族らしく振舞うドラキュラ伯爵だったが、次第に本性を現していく。

ミナ

ミナ・ハーカーとルーシー・ウェステンラは幼友達であった。

手紙のやり取りの中で、ミナはルーシーが三人の男性からプロポーズをされ、そのうちの一人と婚約したことを知る。

ミナはルーシーのいるホイットビーに向かう。

ミナには心配事が二つあった。

一つはジョナサンから便りがないこと。

もう一つは、美しい幼友達の夢遊病だった。

ホイットビーで滞在して数日後、港に船が漂着する。

その船には舵輪部に船長の死体があるだけで、乗組員は一人もいないという奇妙な船だった。

ヴァン・ヘルシング

ルーシーにプロポーズを申し込んだ一人は、ジャック・セワードという精神病院の院長だった。

ジャックは、蠅や蜘蛛を飼う興味深い患者がいることに気づく。

また、ルーシーの容態が悪いという知らせを受けて診察するが原因がわからなかった。

ジャックは恩師であるヴァン・ヘルシングに手紙を書く。

『吸血鬼ドラキュラ』感想

まず初めに驚いたことは、日記や手紙という形式で物語が進むことです。

そして、それが特定の1人のものでなく、登場人物それぞれのものであることです。

最初のうちは、若干の読みにくさを感じたことは否定できません。

しかし、じわじわしのびよる恐怖、大切な人を失った悲しみなど、ストーリーにとても引き込まれたので、いつの間にか読み終わっていました。

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