こんにちは、akaruです。
今回は作品の季節が秋である小説を5作品ご紹介します。
『夜のピクニック』恩田陸
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全校生徒が24時間かけて全長80㎞を歩き通すという北高の伝統行事「歩行祭」。
高校生活最後のイベントで、甲田貴子は自分に一つの賭けを課していた。
みんなで夜歩く。ただそれだけ。けれど、みんなで歩くことも、夜に歩くことも特別なこの時だけ。
自分の高校時代を振り返りたくなる青春小説です。
『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉
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7年前死んでしまった一樹。
遺された嫁のテツコと、一樹の父親・ギフのが紡ぐ連作短編集。
大きな事件は起こらないけれど、過ぎ行く時間の中で変化していくことを受け入れられるような物語。
『魍魎の匣』京極夏彦
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中央線武蔵小金井駅で女子中学生がホームから転落した。
事故か自殺か他殺か。
時期を同じくして、連続バラバラ殺人事件が起きる。
こちらは「百鬼夜行シリーズ」の第2弾です。
単体でも楽しめますが、1作目の『姑獲鳥の夏』の影響がちらほら出てくるので、1作目から読むことをおすすめします。
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『秋の牢獄』恒川光太郎
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11月7日水曜日。
女子大生の藍は、同じ1日を繰り返していることに気づく。
何のために繰り返されるのか。その中で何を得るのか。
それでも、長い長い一日を振り返った時、悪い一日ではなかったと思えたら、それはきっと良い日だったのだろう。
彼らが11月7日の向こう側で再会できることを願う。
『獄門島』横溝正史
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昭和21年(1946年)9月下旬。
金田一耕助は、戦友の訃報を知らせるため獄門島を訪れる。
そこで待っていたのは俳句に見立てた連続殺人だった。
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