こんにちは、akaruです。
今回はクリスマスにぴったりの海外小説を5作品ご紹介します。
『クリスマス・プディングの冒険』アガサ・クリスティー
ある東洋の国の、将来王位を継ぐはずの青年が、数週間前からロンドンに来ていた。
その王子は結婚を控えていたが、怪しい若い女と浮気をして、王家に伝わるルビーを持ち逃げされてしまう。
ポアロはルビー捜索のために、あるカントリーハウスでのクリスマスに招待される。
表題作を含む6つの短編を収録。
クリスマスにちなむお話は表題作のみですが、田舎のクリスマスの雰囲気を味わえます。
『クリスマス・キャロル』チャールズ・ディケンズ
こちらの作品はKindle Unlimitedで読むことができます。(2024年1月現在)
スクルージ老人は、けちで冷酷で人間嫌いであった。
クリスマス・イブの夜、帰宅したスクルージはかつての仕事の相棒・マーレイの亡霊と出会う。
スクルージはマーレイの予言通りに、第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問する。
クリスマスといえば、この1冊ははずせません。
幸せとは何かについて考えさせられます。
『賢者の贈り物』O・ヘンリー
こちらの作品はKindle Unlimitedで読むことができます。(2024年1月現在)
明日はクリスマスだというのに、デラは1ドル87セントしか持っていなかった。
夫のジムに贈り物を買いたい。
そう思ったデラは、自慢の髪の毛を切って売り、なんとかプレゼントを買うことができる。
そして、夫は…。
短いながらも、心が温まるお話です。
他にも22編の短編が収録されていて、O・ヘンリーが短編の名手と呼ばれる所以がわかります。
『くるみ割り人形とねずみの王様』ホフマン
こちらの作品はKindle Unlimitedで読むことができます。(2024年1月現在)
シュタールバウム家には、ルイーゼ、フリッツ、マリーの3人の子供がいた。
マリーはクリスマス・イヴに贈られたたくさんのプレゼントの中から、くるみ割り人形を見つけて気に入る。
フリッツはくるみ割り人形を故障させてしまうが、マリーはくるみ割り人形を気の毒に思い、その夜、戸棚に飾ってある他の人形のベッドを借りてくるみ割りを休ませようとする。
するとあたりの様子が変化し、地面から7つの首をもつネズミの王様が軍勢をともなって現われる。
チャイコフスキーのバレエの原作です。
『飛ぶ教室』エーリヒ・ケストナー
クリスマスの近づく季節。
寄宿学校の少年たちは、クリスマス劇「飛ぶ教室」に励んでいた。
しかし、その最中に事件が起こる。
敵対している実業学校の生徒たちが、以前旗を奪って破かれたことの仕返しにと、寄宿学校の同級生を拉致する。
どんな不運に見舞われても打たれ強くあれ、というメッセージは、時代を超えても心に響きます。
最後に
日本人にも浸透しているクリスマス。
クリスマスにちなんだ海外小説を読むことで、また違った面を発見できるかもしれませんね。
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