こんにちは、akaruです。
今回は樋口裕一さんの『樋口裕一の小論文トレーニング』のご紹介します。
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私が本書を手にとったのは大学受験目的ではなく、世界遺産検定のマイスターという級を受験するためでした。
1級までは四択式のマークシート式なのに、マイスターは記述式。
しかも、1200字以内で論述する問題もあります。
試験に向けてご厚意で添削してくださる方からもアドバイスいただくこともできるのですが、
自分は論述の基本から身に着けねば…と思い見つけたのが本書でした。
小論文で必要な基礎を知りたい。
小論文の書き方がわからない。
アイデアの出し方がわからない。
そのような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
本書は参考書の1冊目として、とてもおすすめです。
(追記:マイスターは無事に合格できました)
概要
- 2005年刊行
- 著者の樋口 裕一さんは、著述家、教育者で、通信指導による小論文専門塾「白藍塾」塾長
- 小論文の基本ルールから発想力などがクイズ感覚のトレーニングができる
目次
- 1章 基礎強化トレーニング
- 小論文と良い子の作文は、ここがちがう!
- “頭のよさ”を最大限にアピールせよ!
- 2章 知識向上トレーニング
- 「知ってりゃ書ける」のが小論文だ!
- 転ばぬ先の必須知識“定期検診”
- 志望校の“必殺知識”を効率よく!
- 3章 答案構成トレーニング
- この“型”のマスターで、ぐんと楽になる!
- 命題のよしあしが、答案の質を決定する!
- ≪社会的背景≫に鋭く迫る命題を立てろ!
- 切れ味鋭い「意見提示」を書くコツ
- この“型”で、“展開力”120%アップ!
- イヤでも社会性を持たせる展開パターン
- 4章 読解・要約トレーニング
- 細かいルールは不要!課題文読解の極意
- 読みにくい課題文は、“型”にハメて読め!
- 課題文は“対立軸”をとらえて読め!
- 5章 反論・異論トレーニング
- 反論トレーニングで“筋力アップ”!
- 「鋭さ」を引き出す正しい“ケチのつけ方”
- “うしろ側”から「ノー」の根拠を引き出す!
- 6章 発想・着眼トレーニング
- まっとうな発想でも、鋭い答案になる!
- タテ・ヨコ・ナナメからテーマに切り込め!
- 押してダメなら引いて出すアイデア
感想
小論文の参考書はたくさん出版されていますが、1冊目はこれをおすすめします。
例題を解きながら基本や構成を学ぶことができますが、その例題が選択式だったり穴埋めだったりするので、気軽にクイズ感覚で解くことができます。
書いて数をこなすのも大切ですが、そもそも書き方がわからなかったり、時間がかかったりしますよね。
ソファに座りながらでも、電車での移動中でもできるので気合いを入れずとも臨めます。
また、個人的にアイデア出しや展開などに苦手意識がありましたが、3WHAT・3W・1Hという視点が書かれており、さっそく取り入れていきます。
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