こんにちは、akaruです。
ついに夏本番。ということで、夏に読みたい小説を5作品ご紹介します。
小野不由美『屍鬼』
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古い因習の残る、閉塞的な村。
酷暑に見舞われた夏、山奥に住む老人の死体が発見されたことを皮切りに、異変が続いていきます。
ホラーなのでぞわぞわした感じを味わえるのはもちろんですが、通常ならば敵である「屍鬼」サイドの視点も書かれており、なんだか考えさせられます。
京極夏彦『姑獲鳥の夏』
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小説家の関口巽は、雑司ヶ谷にある久遠寺医院にまつわる奇怪な噂を耳にする。
それは、妊婦が二十箇月もの間身籠っており、なおかつその亭主は密室から煙のように消えてしまったというものだった。
博識な友人に解説してもらおうと京極堂のもとを訪れるが、消えた亭主というのが学生時代の先輩だと判明し、事件に関わっていく。
「百鬼夜行」シリーズの第一弾。
最新刊『鵼の碑』が発売されたので、ぜひこの機会に読んでみてください。
※「百鬼夜行シリーズ」についてははこちらもご覧ください。
恒川光太郎『夜市』
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何でも売っている不思議な市場「夜市」で起こったお話です。
日本ホラー大賞を受賞していますが、どちらかというと不思議なお話なので、怖いのが苦手な人にもおすすめです。
一緒に収録されている「風の古道」とともに、どちらも苦い余韻が残ります。
湯本香樹実『夏の庭-The Friends-』
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小学校最後の夏。少年たちはひとりの老人を観察します。
人が死ぬ瞬間を見てみたい。子供らしい残酷さから始まった交流が、形を変えていきます。
福井晴敏『終戦のローレライ』
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太平洋戦争末期。
特殊兵器ローレライと、海底に沈むそれを回収するべく潜水艦≪伊507≫に乗艦した男たち。
私たちは何を学び、そして何を学びそびれたのか。考えさせらます。
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